和ガラスの美を求めて MIHO MUSEUM

2017年春季特別展

和ガラスの美を求めて

ー瓶泥舎コレクション―

3月18日~6月18日

 

世に優れた硝子は数あれど、江戸時代のびいどろほど儚く、柔らかく、花のように可
憐で、言いようのない色気を帯びたものがあるでしょうか。
熱い炎に溶けたガラスを扱う職人が、瓶に吹き込む息の膨らみ、ブルーやグリーンや紫の微妙な色の階調、たゆたうような肌の質感、やすりで一本一本削り出した切子の柔らかな線、これらが和ガラスに形や色を留めて美を与えます。

 

 

 型吹き草花文色替り三段重
江戸時代(1711~81)
瓶泥舎びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館
型吹

※薩摩切子銅紅色被せ十字紋入り碗
 江戸時代(1846~63)

 

ここに生涯を賭けて、和ガラスの美しさを追い求めた人物がいました。
大藤範里(だいとう のりさと氏。2011 年4 月松山市・道後温泉に開館した「瓶泥舎(びんでいしゃ)びいどろ・ぎやまん・ガラス美術館」の創立者で、「最も美しいガラスを探す。」ことを目標に、約50 年に亘って和ガラスの蒐集をしてこられました。
幸いなことに生前の氏のご希望もあり、瓶泥舎コレクションを代表する逸品をMIHO MUSEUM にて一堂に展観することとなりました。長崎に始まり大阪から江戸へ、やがて日本中の人々を魅了した和ガラスの器は、日々の暮らしを豊かに洗練させ、特別な日を輝かせるアイテムであり、お大名たちの贈答品でもありました。このCool な美しさ、どうぞ存分にお楽しみ下さい。

展覧会名: 春季特別展「和ガラスの美を求めて - 瓶泥舎びんでいしゃコレション-」

英語タイトル: “The Beauties of Japanese Glass: The Bindeisha Collection”
開 催 期 間: 2017 年(平成29 年)3 月18 日(土)~ 6 月18 日(日)

同 時 開 催:開館20 周年記念特別企画
「古代オリエント美術の愉しみ ― エジプトから中国まで ―」

開館時間: 午前10 時~午後5 時 【入館は午後4時まで】
休 館 日:毎月曜日〔※3/20(月)は開館、3/21(火)、5/13(土)、5/14(日)休館〕
入 館 料: 一般1100 円、高・大生800 円、小・中生300 円
【20 名以上の団体は各200 円割引】

会 場: MIHO MUSEUM
〒529-1814 滋賀県甲賀市信楽町田代桃谷300
Tel:0748-82-3411 Fax:0748-82-3414 URL

http://miho.jp

 

※愛読者プレゼント 10組20名様
ハガキに、①希望展覧会名 ②ご住所 ③お名前 ④年齢 ⑤性別 ⑥趣味・興味のあるもの を、記入して下記にお送るください
宛先:〒530-0016 大阪市北区中崎2-2-4

    「ハロードクターWEB]プレゼント担当係