文化人シリーズ

日本工芸会

 わざを鍛える「鍛金(タンキン)」

 

 我が国には、世界に卓絶する工芸の伝統があります。伝統は生きて流れているもので、永遠に変わらない本質を持ちながら、一瞬も留まることのないないのが本来の姿です。伝統工芸は、単に古いものを模倣し、従来の技法を墨守することではありません。伝統こそ工芸の基礎になるもので、これをしっかりと把握し、父祖から受け継いだ優れた技術を一層練磨するとともに、今日の性格に即した新しいものを築き上げることが大切です。

公益社団法人日本工芸会(総裁 秋篠宮家長女眞子さま)は、重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)を中心に伝統工芸作家、技術者等で組織する団体です。全国9支部(東日本・東海・富山・石川・近畿・中国・山口・四国・西部)あります。又、伝統工芸の専門分野別の組織として、陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸の7部門に分け、伝統工芸技術の発展と向上のために活動しています。昭和25年、文化財保護法が施行され、芸術性の高い工芸技術を、国として保護育成されており、日本伝統工芸展は、昭和29年から毎年全国各地で開催されています。

今回、第65回日本工芸会展の特別展示(文化財保存事業報告)「わざを伝える」は、『鍛金』です。

 

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桂 由美

『今、世界に広がる日本の美』

桂 由美

 

桂由美さんは、長年ブライダルに携わってこられ、今年50余年となります。日本に、洋装の結婚式が少なかった時代から、「ウエディングドレス」取り組んでこられました。
国内・海外含めて、200回以上のコレクションを開催されています。これまでもいろいろの新しい結婚式考案され、今も精力的に仕事をこなされています。その取り組みの紹介です。

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能楽師 梅若 基徳 師

 能の源流は、遠く奈良時代

 

時代の変遷の中に生き続ける「能」の心 

 

梅若基徳

(観世流シテ方。梅基会主宰)重要無形文化財総合指定保持者

 

 2008年11月、「能楽」は歌舞伎や人形浄瑠璃文楽とともに、正式にユネスコの無形文化 遺産に指定されました。伝統芸能「能」を中心に、さまざまな活動ができる拠点として、兵庫県西宮市鳴尾に『平林会館・西宮能楽堂』が、昨年12月10日完成披露公演(非公開)があり、2018年1月7日に本格的にOPENしました。古くから代々続く梅若家に生まれ、3歳で初舞台を踏み、ご自身の舞台活動以外に「能楽」のための活動を精力的に取り組まれている、この会館を管理する財団法人の代表でもある梅若基徳さんにお話をお聞きしました。

 

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メディアアートの自由な世界

メディアアートの自由な世界

 

株式会社 明和電気 

代表取締役社長

 土佐信道(アーティスト)

 

『メディアアート』という新しい芸術分野がある。アート+テクノロジーで表現されるメディアだ。現代において、インターネットやスマホ等おびただしい日常の変革をもたらしたテクノロジーは、アートの世界においても、従来の枠組みを打ち破り、新たな可能性を広げ続けている。コーション(!)とクエスチョン(?)が入り混じったメディアアートを生み出し続ける土佐信道さんにお話をお伺いしました。 

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千島土地株式会社

未来の子供達にもっとアートを

「巨大あひる」のお父さん

 

 

おおさか創造千島財団 理事長

千島土地株式会社 代表取締役  

 芝川 能一氏

 

 「千島土地株式会社」という名前を知っておられるでしょうか?多分大多数の方はわからないと思います。土地という言葉にヒントがあります。千島土地は大阪市内を中心に土地・建物を所有する不動産会社なのです。明治45年に当時としては珍しい株式会社として設立された歴史ある会社で、日本最大の不動産会社といわれている三菱地所の所有地を凌ぐ土地を所有するともいわれています。土地を買いあさった成金では無く、創業者の芝川家は江戸時代からの大阪商人の家系です。不動産業に転じて後は時代の変遷を「守成」の精神で生き抜き、また今も新しい事業・メセナに取り組んでいる秘密に迫ってみました。

 

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