


毎年キリスト昇天祭の日(2016年は、5月5日)に、市民が、新・旧約聖書の中のエピソードを再現したり、十字軍騎士をはじめとする中世の装束をまとって町中を練り歩きます。このパレードは聖血礼拝堂に納められているキリストの聖血に由来します。伝説では、1150年の第2回十字軍遠征の時、フランドル伯がエルサレムからキリストの聖血を持ち帰ったとされています。フランドル伯は居城近くのブルグ広場に聖血礼拝堂を建立し、聖櫃を納めました。聖櫃を敬う人々が町の城壁周辺を行列する習慣ができました。歴史あるお祭りはユネスコの「無形文化遺産」に指定されています。
