イタリア ジェンツァーノの花祭り (インフィオラータ)


”コルプス・ドミニ(キリストの聖体の祝日)”の日、聖体の行列を迎えるため教会に続く参道を花の絨毯で覆う習慣で、13世紀頃に始まりました。インフィオラータとは美しい花びらを敷き詰めて道路や広場に絵を描くことで、イタリア語の花を敷き詰めるという意味です。

毎年6月の中旬、(2013年は6月16日)ローマに近いジェンツァーノという小さな町の道路が美しいお花のカーペットに変身します。このお祭りはイタリア各地で行われますが、なかでも1778年から2世紀以上にわたって続けられているジェンツアーノは、イタリアでも最も有名なものの一つに挙げられます。
デザインコンペで勝ち残ったチームが生花の花びらを使って模様を作り上げていきます。イタリア中のお花をすべて運んできたのかしらと思わせるような相当な量の花びらで、「絵」が出来上がります。
ゆるやかな傾斜のあるイタロ・ベラルディ通りVia Italo Belardi(旧リヴィオ通り)の2,000平米の広さに約50万本の花の花びらを使って描かれます。1組の大きさが7メートル×11メートルの花のカーペット15組で構成されています。期間中にはイタリア国内および海外から数十万人の観光客が訪れます。


土曜日の午後に、1チーム(10人から15人)毎、リーダーの元で、大まかな下絵を描き作業にとりかかります。日曜日朝から花びらが下絵に置かれ、数時間でインフィオラータが完成します。花がすべて敷き詰められた後、コルプス・ドミニの行列が大きな花のカーペットの中央を渡ります。その時が最高の瞬間です。当日の午前中に行くと制作途中の様子も見られるので面白いでしょう。


<ラツィオ州ミニ情報>
ジェンツアーノのあるラツィオ州はまた温泉の州でもあり、古代ローマ人は豪華な温泉施設を建設し、領土全域に普及させました。中でもローマ中心部にあるカラカラ浴場はその代表です。ローマ郊外のティヴォリもまた温泉地ですが、美しい芸術でも名声を博しています。

       
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お薦めホテル
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ローマで最も豪華なホテルの1つ。まるで首都の中心に建つ貴族の宮殿のよう。歴史のある共和国広場(エクセドラル広場)を眺めることができる。 この壮大なホテルは、ベネト通りにとても近く、テルミニ駅や人気のあるショッピング通り、ナツィオナーレ通りから車でたったの数分。
広々としたロビーは、天井が高くシャンデリアあり、 床にはラグが敷かれ、毎日生花のフラワーアレンジメントが飾られている。 ホールの真ん中には大理石のテーブルが置かれている大変優雅でお洒落なホテル。
( 情報提供:GTA )


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