
受難劇はキリストがエルサレムに入場してから十字架に架けられた後、復活を遂げるまでの苦難を描いた演劇です。約3000人が収容できる「パッシオーネ」のための野外劇場が、この時期ヘロデ王の王宮、ピラトの官邸、オリーブ畑や最後の晩餐のテーブル、キリストが十字架に架けられるカルバリオの丘など小さなエルサレムに姿を変へます。
本物の馬で駆け込む騎馬隊、キリストに罵声を浴びせる民衆、カルバリオの丘の十字架などキリスト教信仰者でない人にでもよく知られたシーンばかりです。全てに細かなリアリティーが追及され、迫力と大きな感動、ソルデヴォロの村人たちのシンプルな温かさを感じることが出来るでしょう。
ビエッラ